旅館業 深沢 雄二さん

西山温泉 慶雲館

向上心あふれる慶雲館の52代目会長さん

深沢 雄二

西山温泉 慶雲館
深沢雄二さん
Yuji Fukasawa
1936年10月9日生

居住地 :早川町湯島
出身地 :早川町湯島
性格 :自我が強い
好きな言葉 :ネバーギブアップ
趣味 :読書・ゴルフ
早川町で一番好きな場所 :西山温泉慶雲館
職種 :旅館業

世界で最も古い温泉旅館、それが西山温泉慶雲館です。宿泊施設として1300年続く、その歴史の長さはギネス世界記録に認定されています。

しかしながら、これほど長く続く理由とはどのようなものなのでしょうか。慶雲館の52代目の会長、深沢雄二さんは謙遜してこう答えます。「52代って言っても、最初の頃は伝説みたいなものだけどね」、そして「続いた理由のひとつは、早川が一種の秘境だから。それはつまり、他の温泉地のように温泉旅館が乱立していないから、競争で負けることがなかったことだね」と。しかし慶雲館には、質の良い温泉、全館源泉掛け流しの豊富な湯量、落ち着き趣深い内装、四季折々の表情豊かな自然景観…、他にない魅力が兼ね備えられています。

「そしてもうひとつは本業の温泉旅館経営のみに徹してきたこと。」多方面に手を広げず、ただ一筋に慶雲館を動かしてきた、深沢さんの情熱が伝わってきます。そして、その情熱が慶雲館を存続させる原動力。慶雲館をより良い温泉旅館にしていきたいと熱く語ってくれました。

父から社長職を引き継いだのは49年前に遡ります。そして2017年6月には会長に、また早川町観光協会の会長としても活躍しています。

深沢さんは、もっと多くの人に早川町を知ってもらいたいと言います。旅館の間で優劣をつけるのではなく、慶雲館の特性を生かして全国へ発信し、早川町全体の交流人口を増やしたい。そのために十数年前に旅館を鉄筋へ改築しました。 

また1300年の記念行事として温泉を掘削。事前調査なしでおこなったのに、温度もちょうどよく、湯量も抜群の源泉を掘り当てました。この強運の持ち主は、先代が誰もやらなかった大きな事業を実現する、慶雲館の長い歴史の中でも『革命児』と言えるのかもしれません。そのことは、昨日より今日、今日より明日へと常に次を目指す深沢さんの姿勢としても表れているのではないでしょうか。早川町にも大きな影響を及ぼし得る人だと感じられます。

深沢雄二さんが感じる早川の魅力を聞いてみました。それは四季折々の自然。特に紅葉の秋はもちろんのこと、新緑の季節はぜひ多くの人に味わってもらいたい、と言います。季節ごとの色彩が、それぞれ鮮やかな色合いを慶雲館にも与えます。またさらに深沢さんがもう一つ挙げたのは、人々の温かさです。「来るには大変かもしれないけれど、なんだかんだ言って、早川はとてもいいところだ」と語ります。

自然の豊かさと人々の温かさがある早川の、そして世界で最も歴史のある温泉旅館、慶雲館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

編集サポーター

高橋昌樹さん(早稲田大学人間科学部 学生)
式町光瑠さん(早稲田大学人間科学部 学生)

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